8 リフォーム工事
リフォーム工事は法律や管理規約に制限されるので細心の配慮が必要です。
- リフォーム工事は専有部分だけ
- 住戸内の共用部分については、居住者が勝手に手を加えることができません。
リフォーム工事が可能なのは、上図に示すように青色の範囲だけです。
- リフォームできる壁とできない壁
- 隣戸との間にある壁は、取り外したり、削ったりすることはできません。
専有部分内の部屋と部屋との境の壁は、多くの場合、取り外したり、位置をずらしたりすることはできます。
しかし、壁の中には、電気、テレビなどの配線が組み込まれていることがあります。必ず工事の前に確認してください。
専有部分の改造・改修が可能な箇所
- 部屋の内壁の補修。クロスの貼り替え。
- 床の間の設置など室内部分の造作の変更。
- 間仕切りの変更。
- 和室を洋室に、洋室を和室にするなどの改造。
- 天井などの装飾変更、補修。
- インナーサッシの取り付け。
改造・改修ができない箇所
- 出窓の新設。
- バルコニーや専用庭に物置や温室を設置するなど専用使用部分の用途、外観、形状の変更。
- エアコンなどの取り付けのため壁に大きな穴を開けること。
- 隣の住戸を所有して、住戸間の構造壁に手を加えること。
- 専有部分内の構造壁(構造壁の間仕切りもあります)の撤去。
- 排水竪管及び通気管など共用となる配管。